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=せいすいしょう／醒睡笑=
八巻。西山派の僧[[安楽]]庵[[策伝]]著。元和九年（一六二三）成立。写本（広本）と版本（略本・狭本）があり、前者には一〇三九、後者には三一一の<ruby>噺<rt>はなし</rt></ruby>を収める。<ruby>跋文<rt>ばつぶん</rt></ruby>によると、当初は板倉重宗の所望によって[[策伝]]が噺をしたにすぎなかったが、それがあまりにも面白かったため、草子にするよう重宗に勧められて作ったもの。寛永五年（一六二八）三月一七日に重宗に進呈された。[[策伝]]は落語の祖、本書は落語の教科書と言われ、高い評価を受けている。
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【所収】岩淵匡編『醒睡笑静嘉堂文庫蔵本文編』（笠間書院、一九八二）、鈴木棠三校注『醒睡笑』上、下（岩波書店、一九八六）
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【参照項目】➡[[策伝]]
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【執筆者：髙橋寿光】