操作

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:21時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

かん/観

仏陀の悟った真理やその教えを思索し洞察すること。さまざまな想念を止め、心静かに存在の本性を照見すること。サンスクリット語の「見る」「思う」の動詞の語根√īkṣ、√paś、√lok、√cintなどの変化した語、ⓈparīkṣāⓈvipaśyanāⓈavalokitaⓈanucintなどが観と漢訳される。経論に観の目的や方法を説くものは極めて多い。四諦十二因縁観をはじめ、空の世界を観ずる空観、浄土教では阿弥陀浄土を観ずる日想観から像想観、仏身観など十三観をはじめさまざまな観が説かれる。


【参照項目】➡観察止観


【執筆者:大南龍昇】