蓮台のソースを表示

=れんだい／蓮台=

==<span style="border: 1px solid;color: white;background-color: black;font-weight: bold;">一</span>==
[[蓮華]]を模した[[台座]]。[[仏像]]の[[台座]]で、蓮の花をかたどったもの。また、[[極楽浄土]]に[[往生]]する者が乗る台。[[浄土]]系の[[仏像]]や[[仏画]]では、[[阿弥陀仏]]の[[脇侍]]である[[観音菩薩]]が[[蓮台]]を両手で捧持している姿を意匠とすることが多い。[[法然]]が晩年、讃岐国に流罪になった際に[[九条兼実]]へおくった返歌「露の身は　こゝかしこにて　きえぬとも　こゝろはおなし　花のうてなそ」の「花の台」はこの[[蓮台]]を意味している。
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【資料】『四十八巻伝』三四
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【参照項目】➡[[華座]]、[[台座]]
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【執筆者：大嶋憲彰】


	
==<span style="border: 1px solid;color: white;background-color: black;font-weight: bold;">二</span>==
もっとも一般的な仏・[[菩薩]]の[[台座]]形式で、開花した蓮花をかたどったもの。ヒンドゥーの神々の[[台座]]としても用いられている。インドで蓮は聖なるものを生み出す神秘的な力を秘めていると考えられたことから[[台座]]のデザインに採り入れられた。基本は上向きの<ruby>仰蓮<rt>ぎょうれん</rt></ruby>であるが、下向きの<ruby>反花<rt>かえりばな</rt></ruby>と組み合わせて二段としたものが多い。日本や中国では、時代とともに仰蓮と反花の間に<ruby>敷茄子<rt>しきなす</rt></ruby>を重ねたり、最下段部に<ruby>框<rt>かまち</rt></ruby>を付けるなど装飾性が増し、複雑化した。
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【参照項目】➡[[台座]]
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【執筆者：近藤謙】