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興仁寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

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こうにんじ/興仁寺

福島県相馬市中村字宇多川町。崇徳山豊安院。福島教区№四二。相馬昌胤によって相馬藩主の香華院菩提寺)として宝永五年(一七〇八)に建立された。開山は要誉寅載寺領百石余を有し、中村・行方なめかた標葉しねはの相馬三郡浄土宗本寺として触頭ふれがしらを勤めた。数度火災にあうが、藩主の援助により復興された。安政年間(一八五四—一八五九)善瑞が住職するにおよんで律院となる。もとは標葉郡幾世橋(現・福島県双葉郡浪江町)に創建されたが、明治三年(一八七〇)現在地に移転した。なお、三世は好誉宝洲であった。


【資料】増上寺蔵『諸檀林並拾七箇国触頭寺院連名帳』、同『本山触頭牒』、相馬市史編纂会『相馬市史』四(相馬市、一九六九)


【参照項目】➡宝洲


【執筆者:𠮷水成正】