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皇覚

提供: 新纂浄土宗大辞典

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こうがく/皇覚

伝暦未詳。法然の師、肥後阿闍梨皇円の師。皇円顕教を教える。『翼賛』四九には「近江の国滋賀の郡東坂下」(浄全一六・七〇〇下)の椙生すぎうに住したとあり、同五七に家系は「大宮の右大臣俊家公の孫、左衛門の佐基俊卿の息なり」(浄全一六・八九九上)とされる。東陽和尚座主忠尋の上足であり、恵心流の一流派である椙生流の祖。


【参考】三田全信『成立史的法然上人諸伝の研究』(光念寺出版部、一九六六)


【参照項目】➡皇円


【執筆者:南宏信】