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「献供」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版

けんく/献供

香華・灯明および飲食(茶・菓子など)の供物本尊はじめ仏法僧三宝祖師・故人などに供えることをいう。「けんぐ」ともいう。菓子三種(生菓子・干菓子・水菓子)に精進供二種(乾物・野菜)を加え、それぞれ一対とした供えを十種供養と称し、法要中に供える作法と予め供えておく場合と二種がある。御忌会等において知恩院では先進・内役が、三方上に香炉・茶湯器・高坏たかつき(生菓子)を載せて大師前に供える。増上寺においては、百味講をはじめ総代や寺族が、菓子・茶(・香)を供えている。近年、一般の寺院において、仏教聖歌や和讃中に献供が行われることも多くなった。


【参照項目】➡供養供具供華


【執筆者:中村瑞貴】