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無住

提供: 新纂浄土宗大辞典

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むじゅう/無住

住職を置いていない寺院の俗称。浄土宗寺院もしくは教会は、六〇日以上後任住職の認証を申請しない場合や住職代務者が寺務上不適任と認められる場合に置く特命住職でない限り「住職及び主任規程」(宗規第三五号)に基づいて、浄土門主から認証を受けた住職を置かなければならないが、無住とはそれを置かない寺院を指す。浄土門主から認証を受けた住職を置いていれば、当該寺院に居住していなくても無住とはいわない。なお、兼務住職住職代務者の認証期間を経過した寺院は、無住とはいわず住職認証未手続寺院という。


【参照項目】➡住職


【執筆者:嶋村喜久】


—正保四年(一六四七)八月一〇日。報誉龍山。因幡国の人。江戸時代初期の高僧。大乗・小乗を修学した後、安芸国に赴き、厳島いつくしま経蔵で諸経典を閲覧し、その要文を編纂し『金玉拾揜集』六〇巻を著した。やがて伊予国の崇源寺に住持し仏を供養称名しながら、座について入寂したという。その他の著作に『念仏諸経要集』六巻、『諷誦指南』四巻、『無縁慈悲集』二巻がある。


【資料】『総系譜』中(浄全一九)


【執筆者:伊藤弘道】