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無上功徳

提供: 新纂浄土宗大辞典

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むじょうくどく/無上功徳

善行による成果として得られる最も優れた徳のこと。浄土門においては本願念仏による利益功徳が最上であるとする。『無量寿経』下に仏名を称する者を「この人、大利を得たりとす。すなわちこれ無上の功徳具足す」(聖典一・二八四/浄全一・三五)と説き、さらに法然は『選択集』五で「無上功徳とは、これ有上に対する言なり。余行を以て有上と為し、念仏を以て無上と為す」(聖典三・一三一/昭法全三二五)として、末代の凡夫無上功徳を得る念仏を修すべきことを説いている。


【参照項目】➡功徳


【執筆者:兼岩和広】