深草義のソースを表示

=ふかくさぎ／深草義=
[[西山流]]六義の一つ。建長三年（一二五一）[[西山流]]の祖[[証空]]門下の[[立信]]が洛南深草に<ruby>[[真宗院]]<rt>しんじゅいん</rt></ruby>を開創して[[門弟]]を育成したため、その門流を[[深草義]]という。[[立信]]門下の<ruby>[[顕意]]<rt>けんに</rt></ruby>は『[[観経疏]]<ruby>楷定<rt>かいじょう</rt></ruby>記』三六巻を著して[[深草義]]を大成し、「[[記主]]」と呼ばれる。[[顕意]]の実子[[道意]]は、[[真宗院]]を転地再興して[[円福寺]]を開いた。[[円福寺]][[三世]]尭恵に学んだ龍芸が至徳二年（一三八五）[[法蔵寺]]（愛知県岡崎市）を開いて以降、特に三河地方に教線を伸ばす。[[二尊二教]]、二教一致、三重六義を[[教義]]の根幹とする。
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【参照項目】➡[[浄土宗西山深草派]]、[[西山流]]、[[二尊二教]]、[[立信]]
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【執筆者：稲田廣演】