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法界 - 版の履歴
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2018-03-30T06:32:48Z
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<td colspan='1' style="background-color: white; color:black; text-align: center;">2018年3月30日 (金) 06:32時点における版</td>
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</td></tr></table>
Seishimaru
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2018年3月30日 (金) 06:32に192.168.11.48による
2018-03-30T06:32:48Z
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<p><b>新規ページ</b></p><div>=ほうかい/法界=<br />
「ほっかい」とも読む。ⓈdharmadhātuⓅdhammadhātu。dhātuは本来「要素・成分」を意味する語だが、[[仏教]]用語としては、これに「界」や「性」の意味が付加されたと考えられている。[[法界]]は初期[[仏教]]以来、[[大乗仏教]]に至るまで幅広く使用される語であり、それに伴ってその意味内容も多義にわたる。たとえば初期の段階では[[法界]]は[[十八界]]の一つで、[[意識]]の対象となるものを意味し、[[十二処]]でいえば法処にあたる。しかし[[大乗仏教]]になると、これは単なる[[意識]]の対象ではなく、[[宗教]]的な本源を意味するようになった。つまり、この全宇宙の存在を法(真理)とみなし、[[真如]]と同じ意味で使われるようになる。華厳教学ではこれに事[[法界]]([[相対]]・差別の現象界)、理[[法界]](絶対・[[平等]]の実体界)、理事無礙[[法界]](現象界と実体界が本来一如で差別のないこと)、そして事事無礙[[法界]](現象界と実体界が本来一如であるから、現象界の個々の事象も互いに差別はなく、相即無礙であること)という四種を立てて、[[世界]]のあり方を説明する。したがって[[法界]]は、万物を包含する全[[世界]]・全宇宙の意味でも使用される。次に[[浄土教]]における用法であるが、[[善導]]の『[[観経疏]]』[[定善]]義には「[[法界]]と言うは三義あり。一には心遍ずるが故に[[法界]]を解す。二には身遍ずるが故に[[法界]]を解す。三には障礙無きが故に[[法界]]を解す」(聖典二・二六六/[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J02_0047 浄全二・四七上])とあり、[[法界]]は心身が遍満して障礙のない[[世界]]と説明されている。また[[良忠]]の『[[伝通記]]』[[定善]]義記二には「[[法界]]というは[[所化]]の境、法は謂く軌持、軌として物の解を生じ、能く自性を持つ。界は謂く種族種類、多なるが故に[[衆生]]を界と名づく。又[[事理]]二種の[[法界]]あり。今は其の事を取る」([http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J02_0343 浄全二・三四三])とあるので、法は自性を任持して物解を生ぜざることをいい、界は一切[[衆生]]を指す語ととらえ、しかも[[事理]]二種の[[法界]]のうち、事の[[法界]]を[[浄土宗]]の立場としている。<br />
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【参照項目】➡[[十二処]]、[[十八界]]、[[法界身]]、[[四法界]]<br />
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【執筆者:平岡聡】</div>
192.168.11.48