正因のソースを表示

=しょういん／正因=
<span style="border: 1px solid #0000ff">１</span>二因の一つ。結果を引き起こすための原因を二種に分類する場合に、了因や縁因などと併称される。<span style="border: 1px solid #0000ff">２</span>[[阿弥陀仏]]の[[浄土]]に[[往生]]するための直接的原因。①[[世間]]における道徳上の善行、[[仏教]][[教団]]内における[[戒律]]の実践、[[大乗仏教]]徒が実践すべき[[菩薩]]行という三種の[[浄業]]（[[三福]]）のこと。『[[観経]]』に「この三種の業は、過去・未来・現在、[[三世諸仏]]の[[浄業]]の[[正因]]なり」（聖典一・二九一／[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J01_0039 浄全一・三九]）とある。②[[至誠心]]・[[深心]]・[[回向発願心]]の[[三心]]のこと。『[[観経疏]]』[[散善]]義に「[[三心]]を弁定して以て[[正因]]とす」（聖典二・二八六／[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J02_0055 浄全二・五五下]など）とある。
----
【参照項目】➡[[正因正行]]
----
【執筆者：大屋正順】