操作

「広開偈」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

(1版 をインポートしました)
 
1行目: 1行目:
 
=こうかいげ/広開偈=
 
=こうかいげ/広開偈=
諸仏に対する[[回向文]]。「<ruby>[[十方恒沙仏]]<rt>じっぽうごうじゃぶ</rt></ruby> <ruby>[[六通]]照知我<rt>ろくつうしょうちが</rt></ruby> <ruby>今乗[[二尊教]]<rt>こんじょうにそんぎょう</rt></ruby> <ruby>広開[[浄土門]]<rt>こうかいじょうどもん</rt></ruby>」。『[[観経疏]]』玄義分(聖典二・四/[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J02_0001 浄全二・一下])の一四行偈にある。[[十方]][[証誠]]諸仏よ、[[六神通]]をもって私を照鑑したまえ。今[[釈迦]][[弥陀]]の[[二尊]]の教えに従って、広く[[浄土門]]を開かんとの意。開門式や大[[法要]]・学術[[大会]]・[[講習会]]などの[[開白]][[法要]]に[[浄土門]]を開く意で用いる。[[日常勤行式]][[晨朝]]の[[回向文]]にも指示がある。また[[作梵]]の代用として[[施餓鬼会]]や[[葬儀式]]に節付きで唱えることもある。
+
諸仏に対する[[回向文]]。「<ruby>[[十方恒沙仏]]<rt>じっぽうごうじゃぶ</rt></ruby> <ruby>[[六通]]照知我<rt>ろくつうしょうちが</rt></ruby> <ruby>今乗[[二尊教]]<rt>こんじょうにそんぎょう</rt></ruby> <ruby>広開[[浄土門]]<rt>こうかいじょうどもん</rt></ruby>」。『[[観経疏]]』玄義分(聖典二・四/[http://jodoshuzensho.jp/jozensearch_post/search/detail.php?lineno=J02_0001 浄全二・一下])の[[十四行偈]]にある。[[十方]][[証誠]]諸仏よ、[[六神通]]をもって私を照鑑したまえ。今[[釈迦]][[弥陀]]の[[二尊]]の教えに従って、広く[[浄土門]]を開かんとの意。開門式や大[[法要]]・学術[[大会]]・[[講習会]]などの[[開白]][[法要]]に[[浄土門]]を開く意で用いる。[[日常勤行式]][[晨朝]]の[[回向文]]にも指示がある。また[[作梵]]の代用として[[施餓鬼会]]や[[葬儀式]]に節付きで唱えることもある。
 
----
 
----
 
【執筆者:巖谷勝正】
 
【執筆者:巖谷勝正】

2021年11月24日 (水) 07:02時点における最新版

こうかいげ/広開偈

諸仏に対する回向文。「十方恒沙仏じっぽうごうじゃぶ 六通照知我ろくつうしょうちが 今乗二尊教こんじょうにそんぎょう 広開浄土門こうかいじょうどもん」。『観経疏』玄義分(聖典二・四/浄全二・一下)の十四行偈にある。十方証誠諸仏よ、六神通をもって私を照鑑したまえ。今釈迦弥陀二尊の教えに従って、広く浄土門を開かんとの意。開門式や大法要・学術大会講習会などの開白法要浄土門を開く意で用いる。日常勤行式晨朝回向文にも指示がある。また作梵の代用として施餓鬼会葬儀式に節付きで唱えることもある。


【執筆者:巖谷勝正】