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台山

提供: 新纂浄土宗大辞典

だいざん/台山

—慶安元年(一六四八)九月一七日。乗蓮社伝誉。瓜連うりづら常福寺一六世、太田大光院五世。姓は岩城(一説に岩本)氏。江戸の人。父母は大山不動を信仰し、明王が口中に飛び入る夢を見て妊娠した。了的に嗣法し、はじめ大山と称していたが、台山改名。はじめ常福寺に住し、寛永一一年(一六三四)徳川頼房によって徳川秀忠の御霊屋おたまやが造営されると、別当所として常葉山円成寺が創建され台山開山となり、以後常福寺住職が兼務することになった。のち台命によって大光院に住した。


【資料】『総系譜』中、『浄源脈譜』『瓜連常福寺志』(以上、浄全一九)


【執筆者:石川達也】