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「前机」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:34時点における最新版

まえづくえ/前机

須弥壇の上、または前に置く机のこと。須弥壇上に置いて供物等を給仕する上机うわづくえ(小前机御手許机おてもとづくえ)と、須弥壇前に置いて五具足常華等の荘厳具を備える大前机おおまえづくえとに分けられる。どちらも香華灯明が供される。大前机常華立華が活けられるのに対し、上机は日常の生花が飾られ飯食供養の茶湯器・段盛などと大前机より小さめの五具足が置かれている。また壮麗な彫刻のあるものは、儀式時においても打敷うちしきは用いなくてもよいとされる。


【参考】石上善應他監修『浄土宗荘厳全書』(四季社、一九九六)


【参照項目】➡上机


【執筆者:清水秀浩】