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俗名

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ぞくみょう/俗名

出家者の名である法名、戒を受けたものが授かる戒名に対して、いまだ出家していないときの俗人としての名をいう。江戸時代以前は、幼名、元服名、家長名、隠居名など、特に男性の場合に成長や立場の変化とともに名を変えることが一般的であったが、明治以後は一人一生一名が原則となった。現在では法号付与にあたって、俗名の一字を取り入れる例が多くみられる。


【参照項目】➡戒名


【執筆者:熊井康雄】