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仏力

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ぶつりき/仏力

仏の力、能力、威力のこと。諸経典には種々の仏の力が説かれている。たとえば、『観経』において説かれる韋提希が受けた種々の奇跡は、すべて釈尊の力によるものであるが、その力のことを仏力と称している。具体的には、釈尊の眉間から出た光が金台となり、その中に諸仏の国土を見ることができたこと(光台現国)を「時に韋提希、仏にもうしてもうさく。世尊。我がごときは今者いま仏力をもっての故に、かの国土を見たてまつる」(聖典一・二九二/浄全一・三九)としたり、また華座観を説く直前に、阿弥陀三尊が空中に現れた姿を見たこと(住立空中三尊)を「世尊。我れ今仏力に因るが故に、無量寿仏および二菩薩を見たてまつることを得たり」(聖典一・二九七/浄全一・四二)とすることが挙げられる。また阿弥陀仏本願力なども仏力の一種であると言える。


【参照項目】➡本願力


【執筆者:曽和義宏】