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バラモン

提供: 新纂浄土宗大辞典

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バラモン/ⓈⓅbrāhmaṇa

カースト制度における階級の一つで、最上の位。ブラフマン梵天)に属する人の意。婆羅門と音写される。原語ではブラーフマナと発音され、バラモンは漢訳語の婆羅門をカタカナで書き改めた表記。バラモン教の聖典である『リグ・ヴェーダ』によると、神々が、原初の人である原人を生贄として祭祀を行ったとき、その口からバラモンが生まれたと説かれる。『マヌ法典』では、バラモンの果たす役割として、ヴェーダの学習や供儀の執行が定められている。釈尊は『スッタニパータ』六五〇偈において、バラモンには生まれではなく、行いによってなる、と説いている。


【参照項目】➡四姓バラモン教


【執筆者:編集部】