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東山義

提供: 新纂浄土宗大辞典

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とうざんぎ/東山義

浄土宗西山派祖証空の門下六流の一つで、流祖は観鏡証入である。証入は京都東山宮辻子に阿弥陀院を創建して盛んに証空浄土教義を広めた。このため法流は東山義、または宮辻子義といわれる。この門流に漸空・了観・彰空らが輩出したが、いつしか廃絶し、現在は伝わらない。その教義五祖一轍義といい、浄土の五祖の教義が同轍であるとし、凡夫が身口意の三業に機の功をまじえて行じても構わないとする。西谷浄音の五祖異轍義に対する。だが、その著作が伝わらないため詳細は明らかでない。


【参照項目】➡証入五祖一轍


【執筆者:中西随功】