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真宗大系

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しんしゅうたいけい/真宗大系

真宗典籍刊行会編。三七巻。大正五年(一九一六)から同一四年に刊行。当刊行会は、大谷派先哲の講義録他を翻刻し、後世に残す意図をもって発足し、会長に南条文雄、編集顧問に上杉文秀、住田智見、山田文昭、稲葉円成らで組織された。浄土三部経七祖親鸞・列祖の各聖教についての講義録を収録し、大谷派を代表する学僧の講録など全一三二篇が収録される。三七巻には「大谷派本黌沿革略」、住田智見著「大谷派先輩学系略」、同編「大谷派先輩著述目録」が収録されており、大谷派近世学事史を概観するのに適している。主な収録は、易行院法海『大無量寿経国庚寅録』『同辛卯録』『観無量寿経己丑録』、香月院深励『広文類会読記』『歎異鈔講林記』、皆往院鳳嶺『安心決定鈔記』、円乗院宣明『五帖御文大綱』『御文大綱』、香巌院恵然・理綱院慧琳『浄土論註顕深義記伊蒿鈔』、妙音院了祥『異義集』などである。昭和四九年(一九七四)一一月から同五一年二月にかけて、国書刊行会より再刊。


【執筆者:藤田真隆】