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随念寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

ずいねんじ/随念寺

愛知県岡崎市門前町。仏現山善徳院。三河教区№八三。永禄五年(一五六二)徳川家康が祖父松平清康ならびに伯母久子の菩提のため、大樹寺一五世魯聞を開山として建立。その際に魯聞が山頂にて弥陀三尊ならびに二十五菩薩の出現をたことにより、山号を仏現山とする。また、院号寺号はそれぞれ清康と久子の戒名に基づく。当初は大樹寺の隠居寺として建立され末寺中の第一にあったが、寛政以後は同国大恩寺と共に独礼別格寺となる。元和五年(一六一九)徳川秀忠により本堂再建。


【資料】『参河国名所図絵』下


【参考】『新編岡崎市史』二、一七(新編岡崎市史編さん委員会、一九九三)


【参照項目】➡大樹寺


【執筆者:朝岡知宏】