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述聞制文

提供: 新纂浄土宗大辞典

じゅつもんせいもん/述聞制文

良暁撰。正中二年(一三二五)三月一五日述。名越尊観による白旗派非難に対し、良暁良忠から正統を相伝した経過を述べ、白旗派に正統があることを主張した誓文。短文であるが、良暁の略歴や尊観との関係などに関する記述が見受けられ、良忠門下の研究において看過できない資料である。良暁真筆本が鎌倉光明寺に所蔵されている。


【所収】浄全一一


【執筆者:沼倉雄人】