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近龍寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

きんりゅうじ/近龍寺

栃木県栃木市よろず町。三級山天光院。栃木教区№一四。応永二七年(一四二〇)起立開山名越派五世良栄理本弟子良懐及念。はじめ都賀郡宿河原(現・栃木市城内町)に称念寺と称して創建された。天正一六年(一五八八)皆川広照の栃木築城に伴い現在地に移転し、現寺号に改め、知恩院直末となった。しかし、江戸時代初期からは檀林結城弘経寺末となった。幕末には、日光例幣使街道の脇本陣に当てられることもあった。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』中(『増上寺史料集』六)、『結城弘経寺志』(浄全二〇)


【参考】八百谷孝保『近龍寺雑記』(近龍寺、一九七〇)


【執筆者:𠮷水成正】