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観経義大事

提供: 新纂浄土宗大辞典

かんぎょうぎだいじ/観経義大事

著者・成立年代は不詳。名越派における『観経』に関する伝書の一つ。福井県敦賀市西福寺、福島県いわき市如来寺に写本が存在し、第二のみが現存している。この第二には、『観経序分禁父縁こんぶえんの「国大夫人」から「自絶瓔珞挙身投地」までの文が取り上げられている。本書には欠本がある故、その全体像は明らかでないが、名越派口伝を基に独特の経釈が展開されている。


【所収】続浄一〇


【執筆者:東海林良昌】