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見性寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

けんしょうじ/見性寺

大阪市東住吉区桑津。無生山常行院。大阪教区№二七。法然上人遺跡地の一つ。寺伝によれば、光明皇后が天平七年(七三五)に設けた施薬院を聖武天皇が勅して伽藍を整え、行基開基として成立。「無生見性寺」の号を賜った。その行基の遺徳を偲んで、法然四天王寺参詣のみぎり、見性寺に止宿。生駒山から出る月をながめて「つきかげ」の歌を詠んだという。名村愚仙著『円光大師御遺跡四十八所口称一行巡拝記』に法然霊場として記述され、賑わった。


【参考】藤堂恭俊「法然上人遺跡二十五箇所巡拝に関して」(『東山学園研究紀要』一八、一九七三)、伊藤唯眞「近世における法然上人遺跡巡拝について」(『仏教文化研究』二〇、一九七四)


【執筆者:伊藤真宏】