ふじたかんずい／藤田寛随

明治八年（一八七五）五月一五日—昭和一六年（一九四一）三月二日。栴檀香院粛蓮社夾誉卓阿維石。宗門功労者で、学校教育に力を注ぐ。現在の福井県大野市に生まれ、明治二〇年（一八八七）同県善導寺にて得度する。同四三年東京帝国大学史学科卒業。同四四年芝中学校教諭を経て、大正二年（一九一三）上宮中学校校長に転任する。同四年、鴻巣勝願寺四五世となる。同一〇年淑徳高等女学校および家政女学校校長に任じられ、翌年には宗教大学講授に就任する。同一五年宗教大学が大正大学に改称するにともない大正大学講師となり、晩年まで教壇に立つ。また昭和八年（一九三三）からは芝中学校校長を兼任した。

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【参考】夾誉上人遺弟一同編『夾誉上人』（藤田寛雅、一九四二）

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【執筆者：伊藤瑛梨】