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蓮仏

提供: 新纂浄土宗大辞典

れんぶつ/蓮仏

三世紀頃、生没年不明。清和源氏の信綱の子、諏訪盛重のこと。鎌倉中期の諏訪社大祝職、得宗被官。後に出家し、蓮仏と号す。執権北条時頼に仕えて功を立て信頼を受けた。『四十八巻伝』二六には、法然の孫弟子に当たる信瑞帰依し、時頼の往生の実状をくわしく記して信瑞に送ったことや、信瑞の『黒谷上人伝』を時頼に献上する斡旋をしたことなどが伝えられている。


【資料】無住『雑談集』三、『翼賛』五五(浄全一六)、『吾妻鏡』、『尊卑分脈』


【執筆者:長尾隆寛】