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良故

提供: 新纂浄土宗大辞典

りょうこ/良故

—延宝七年(一六七九)一月一〇日。心蓮社単誉。清浄華院三世。正保三年(一六四六)六月、勅請により清浄華院住職となった。翌年の正月には後水尾天皇の皇女納宮(法名梅窓院)の葬送にあたり導師を勤めた。承応三年(一六五四)三月に隠退するも、同年一〇月、院宣によって再住。明暦二年(一六五六)四月、後光明天皇自作の張籠はりかご涅槃像と守り本尊の違厄不動尊を当院に奉安した。万治二年(一六五九)正覚寺長老のために香衣綸旨を取り成した。


【資料】『清浄華院誌要』(浄全二〇)、『浄源脈譜』(浄全一九)、『陵墓要覧』(宮内庁書陵部、一九九三)


【執筆者:石川達也】