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聡補

提供: 新纂浄土宗大辞典

そうほ/聡補

—慶長三年(一五九八)一一月一七日。宗甫とも書く。九蓮社浩誉。知恩院二八世。万里までの小路こうじ秀房の四男。同二七世徳誉光然門弟。弘治二年(一五五六)知恩院住持となる。聡補は当時の皇室に再三にわたって物資を献上し参内するなど皇室との深い関わりがあった。永禄六年(一五六三)には小御所において『一枚起請文』の読誦法談を行っている。天正一三年(一五八五)には『授手印』および『往生記』を書写し、同日『授手印』を門弟に伝授している。また在任中、豊臣秀吉から数回にわたり知恩院領を寄進されている。


【資料】『知恩院旧記採要録』(仏全一一七)、『総系譜』中(浄全一九)、『御湯殿上日記』(『群書類従』四五七)


【執筆者:笠島崇信】