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浄土宗教学大系

提供: 新纂浄土宗大辞典

じょうどしゅうきょうがくたいけい/浄土宗教学大系

昭和六年(一九三一)一月—同九年五月、浄土宗典刊行会刊。一六巻。浄土宗宗義布教法式に関する文献や文章を集め、解説を付したもの。宗義篇(第一~六巻)、布教篇(第七~一四巻)、法式篇(第一五~一六巻)の三篇からなる。宗義篇の編著者は平松大真布教篇のうち、第七~一三巻は中野隆元編著、第一四巻は中野隆元平松大真の編著、法式篇は、中野隆元千葉満定編著である。宗義篇では、宗義の大綱を名目に分類し解説を加え、布教篇では、布教法の概論や五重相伝授戒会法然法語・『選択集』・法然伝などの講話、明治布教の概観、当時の布教の実演などを収載、また法式篇では、「法要儀式精説」と題して解説する。昭和五〇年(一九七五)—同五一年に大東出版社より再版刊行。


【執筆者:角野玄樹】