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法臘

提供: 新纂浄土宗大辞典

ほうろう/法臘

出家してからの年数のこと。法臈とも書き、また法歳、夏臘げろう戒臘などともいう。律蔵では、仏教教団内の序列は、これによって規定されている。夏臘というのは、出家したのちに夏安居げあんごを終えると、比丘びくとしての年齢が一つ加算されることによる名称であり、戒臘とは具足戒を受けてからの年数が比丘の年齢であることによる名称である。浄土宗宗規において、座次はまず僧階、同一僧階の場合はその僧階を叙任された年月日、そしてそれが同じ場合に教師資格の取得年月日によると規定されている。


【資料】『釈氏要覧』中


【参照項目】➡座次


【執筆者:石田一裕】