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廓道

提供: 新纂浄土宗大辞典

かくどう/廓道

貞享四年(一六八七)—宝暦二年(一七五二)一一月四日。いみな寥空りょうくう。西山派西谷義の僧。播磨国加古郡に生まれ、幼くして同国印南郡大塩西光寺(兵庫県姫路市)において出家。洛東禅林寺に学び、師跡の西光寺を継いだ。毎日三度の勤行には百礼し、日課念仏六万遍、道俗の帰敬を集めた。死期をさとって衆徒に別れを告げ、合掌低頭して示寂。六六歳。遺骨は五色の光を放つ舎利となり、毎年正忌には瑞雲が現れるなど、数多くの奇瑞を示したという。


【資料】『新撰往生伝』五


【執筆者:稲田廣演】