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常善寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

じょうぜんじ/常善寺

滋賀県草津市草津。布薩山。滋賀教区№三七九。天平七年(七三五)良弁の開創と伝える。承久の乱で退転したが、建長五年(一二五三)中原範基らが仏殿を再興した。建治二年(一二七六)叡尊が今の本尊を安置し布薩を行い真言律寺になったという。室町時代には、足利尊氏・義持・義尚が当寺で戦勝を祈願し、功験があったため水田を寄進した。慶長五年(一六〇〇)には徳川家康・秀忠が宿陣し、寛永一三年(一六三六)に徳川家光が寺領五〇石の朱印状を交付して以降、当寺は将軍の代替わりごとに朱印状を拝領し、触頭ふれがしらを務めている。本尊阿弥陀如来坐像および両脇侍像は建長五年の墨書銘があり、国重要文化財。


【資料】『蓮門精舎旧詞』二四、『浄土宗寺院由緒書』下(『増上寺史料集』七)


【参考】『近江栗太郡志』五(名著出版、一九七二)


【執筆者:曽田俊弘】