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太宗寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

たいそうじ/太宗寺

東京都新宿区新宿。霞関山本覚院(『浄土宗寺院由緒書』では本光院)。通称、新宿えんま寺。東京教区№九八。開山は称蓮社念誉学玄故心、開基は内藤重頼で内藤家(信濃高遠藩)の菩提寺。関東における円光大師二十五霊場の一つ(一二番、京都大原勝林院写)。「内藤新宿のお閻魔さん」「しょうづかのばあさん」として庶民の信仰を集めた閻魔像・奪衣婆だつえば像や、地蔵坊正元が発願した「江戸六地蔵」の一体(造立は三番目、巡拝は二番目)である正徳二年(一七一二)建立の銅造地蔵菩薩坐像(附旧像内納入品、都有形文化財)など、多数の文化財が伝えられている。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』下(『増上寺史料集』七)、『蓮門精舎旧詞』一九(続浄一八)、『〈文政〉江戸府内寺社書上』(『江戸浄土宗寺院寺誌史料集成』)、『御府内備考続編』六二(『御府内寺社備考』三)、『江戸名所図会』三(『新訂江戸名所図会』三、ちくま学芸文庫)、『東都歳事記』(『東洋文庫』、平凡社)、『藤岡屋日記』一九(近世庶民生活史料『藤岡屋日記』三、三一書房)


【参考】『東京市史稿』市街篇第八(『東京都の文化財』二、東京都教育庁生涯学習部文化課、一九九二)


【執筆者:原口弘之】