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大宝積経無量寿如来会

提供: 新纂浄土宗大辞典

だいほうしゃくきょうむりょうじゅにょらいえ/大宝積経無量寿如来会

二巻。菩提流志訳。『大宝積経』四十九会の第五会(第一七、一八巻)に相当。訳出時期は七〇六〜七一三年。『無量寿経』の異訳の一。「無量寿如来会」あるいは「如来会」と略される。会座菩薩について詳説し、その八相示現を説くのは『無量寿経』と本経のみである。世間自在王如来(世自在王如来)までの過去仏の新古の順を『無量寿経』とは逆に位置付け、最新を燃灯仏ねんとうぶつ(錠光如来)、最古を世間自在王如来とし、また無量寿如来の因位について、法蔵を法処と訳す。願文四十八願からなり、その順序は『無量寿経』と同じである。三輩段では上中下の別を明示しておらず、三毒段、五悪段を欠いている。〈無量寿経〉諸本の中では梵本に最も近い漢訳である。


【所収】浄全一、正蔵一一


【参照項目】➡無量寿経五存七欠


【執筆者:齊藤舜健】