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地獄の沙汰も金次第

提供: 新纂浄土宗大辞典

じごくのさたもかねしだい/地獄の沙汰も金次第

大罪を犯した者でも金銭次第地獄行きを免れることができるということわざ。冥界の裁判所で閻魔大王から受ける判決も、金銭を出せば有利になるという。転じて、この世の中では金銭さえあればどんなことでもこわいものなし、何事もうまく行く、思い通りに事が運ぶという意味になった。「地獄の沙汰も銭次第」「地獄の沙汰も金」「地獄の沙汰も銭」などの言い回しや、「地獄極楽次第」「地獄極楽の道も銭」「冥土の道も金次第」などの類句も多い。


【執筆者:勝崎裕彦】